【読書感想】日本競馬頂上分析 著:小林弘明、本島修司
概要
個人的に、最も本を出して欲しいと思っていた、小林弘明さんの待望の初著。
(※本島修司さんという、競馬著述家の方との対談形式ですが、感想は小林さんメインで。)
全体構成
各予想ファクターの予想への取り入れ方
基本は指数。調教とかもみているらしい。
予想の流れ
出走全馬のラップタイムを実測
→JRA公式ラップは超低精度らしく、毎週約24hくらいかけて全部イチから手で計測しているらしい(汗)。
風
→小林さんの代名詞とも言えるファクター。競馬中継8h分を録画しておき、旗のなびき方などを見ている(汗)(汗)。
ペース補正
→ラストの脚の使い方(=余力を持ってゴールしたかはタイムには現れにくく、スローペースなどを中心に補正をかける。この観点は、指数予想家の至上命題らしい。
JRAジョッキーに対する放言
基本悪口。
(対談時点の19年7月)日本中距離路線で評価している馬
これは読んでのお楽しみ。
所感
この労力のぶっ込み方してれば、勝って当然だな、という腑に落ちた感覚(笑)。
小林さんの予想手法や使っているデータの作成方法などを具体的に知りたかった私としては、少し拍子抜けした感じ。(あまり手の内を明かしたくない、とのことですし、当然と言えば当然ですが笑)
評価まとめ
流石の予想力は感じますが、話が全般的に表面的すぎて、買って良かったとは…。
具体的な話がない分参考になるとも言えず、客観的(他人がやっても実現可能)な話にも聞こえず。。
強いて得たものを挙げるなら「すごい人はみんな努力している」という観念が強くなったこと、でしょうか。
総合点: | |
予想力: | |
参考性: | |
客観性: | |
値段: |